意外と知らない「住まいのメンテナンス」について



フローリング
日ごろのお手入れはゴミやホコリを取り除き、乾いた雑巾やモップで拭いて下さい。
・化学雑巾を水ぬれ箇所やワックスがけ前後には絶対に使用しないでください。
ワックスが白っぽくなる恐れがあります。
・化学雑巾をフローリング上に長時間放置しておくとワックスが変色する恐れがあります。
ひどい汚れには
乾拭きでゴミやホコリを取り除いたあと、固くしぼった雑巾か、必ず住居用洗剤
(中~弱アルカリ性/希釈倍率を守ってください)を含ませた雑巾で、汚れを拭き取ってください。
ただし、ぬれ雑巾を頻繁に使用するとフローリング表面にヒビ割れが生じることがありますので
ご注意ください。
※床暖房用フローリングのお手入れは、床暖房のスイッチを切り、フローリング表面が冷えてから行ってください。床暖房中に作業を行うと、床暖房パネルの故障、フローリング表面のヒビ割れ、変色などの原因となります。
こんな時には・・・・
「うっかり傷を付けてしまった」
軽微な傷は家庭でも目立ちにくくすることができます。
傷の箇所にフローリングと同系色の市販の補修用クレヨンを塗り込み、余分な補修用クレヨンを
きれいな布で拭き取ります。
「子どもがらくがきしてしまった」
クレヨン、マジック、水性インキなどが付着したときは、アルコールまたはシミ抜き用ベンジンを含ませた布で軽く速やかに拭き取ってください。
「フローリング表面に小さな穴が空き、木の粉のようなものが出てきた」
木部についた虫害と考えられます。一般的にフローリングは製造工程で高温高圧で処理されるため、虫や卵は死滅します。
その後の流通段階や施工後に、外部から虫が飛来して産卵し、虫食いが発生する場合があります。
万一発生した場合は、専用薬剤を散布・注入するなど、早期対応が必要ですのでご相談下さい。
畳
普段のお掃除
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掃除機はやさしく畳の目にそってかけましょう。
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畳を拭くときは、目にそって乾いた雑巾で拭きます。ひどい汚れは薄めた酢を使って拭きましょう。
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縁(ヘリ)の汚れは、ブラシに洗剤をつけて叩き、その後拭き取ります。
しみや汚れの処理
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畳にカビが生えてしまったら ブラシで畳の目にそってカビを取り、消毒用アルコール、または畳の防カビ剤を布にしみ込ませ拭き取る。 絶対ぬれ雑巾では、拭かないでください。
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家具の跡がついてしまったら 凹んだところを適度に霧吹きをして、ぬれタオルをあてアイロンをかける。
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インクをこぼしてしまったら 牛乳で湿らせて拭き取る。または、レモン汁を湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍に薄めた液で拭く。
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醤油をこぼしてしまったら こぼした上に小麦粉、ベビーパウダー等をふりかけ、粉に吸い取らせ掃除機で処理する。
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クレヨンがついてしまったら クリームクレンザーを少量、乾いた布につけ丁寧にこする。
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フェルトペンがついてしまったら 油性のものはマニキュアの除光液で拭き取る。
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灯油、おしっこをこぼしてしまったら 粉末の洗剤、クレンザー、塩、小麦粉等をすぐに振りかけ充分液体を吸い取らせて掃除機で処理し、 その後かたくしぼった布で何度も拭く。
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焼け焦げをつくってしまったら 小さい場合は、セロテープ等をはって、焦げ穴を大きくしないようにする。
クロス
壁紙・クロスのお手入れ方法
日頃から気をつけてはいても、いつのまにか汚れている…そんな壁紙の汚れは目立ちやすいので、早めにお手入れをしたいものです。
壁紙は種類によってお手入れ方法が異なりますので、次の方法を参考にしてみてください。
ビニル壁紙のお手入れ法
ビニル壁紙は、壁紙の中でもお手入れがしやすく、軽い汚れなら水拭きや中性洗剤で落とすことができます。
一般のビニル壁紙の場合、飲食物や調味料などの汚れは、きれいな水で濡らし固く絞った雑巾で拭き取ってください。落ちにくいときは家庭用
中性洗剤を使いましょう。洗剤を使ったあとは、表面に残った洗剤を拭き取り、最後に乾拭きをしましょう。
汚れ防止機能付きのビニル壁紙の場合、表面にフィルムがラミネートされているので、油性マジックやクレヨンなども落とせます。
紙壁紙のお手入れ法
紙壁紙は、ビニル壁紙に比べるとキズや擦れに弱く、水を吸い込みやすい欠点があります。
調味料やジュースなどの汚れが付いてしまった時は、すぐに乾いた布やティッシュペーパーなどで軽くポンポンとたたくように拭き取りましょう。
手垢や小さな汚れは消しゴムで表面を軽くこすると落ちる場合があります。
織物壁紙(布クロス)のお手入れ法
織物壁紙の表面は水拭きできません。ブラシを付けた掃除機やハタキでホコリを取ってください。調味料やジュースなどの汚れが付いた時は、
固く絞った布などで表面を軽くポンポンとたたくようにして汚れを取りましょう。
オレフィン壁紙のお手入れ法
一般のオレフィン壁紙に調味料やジュースなどの汚れが付いた時は、固く絞ったスポンジや布で汚れを吸い取るように拭き取ってください。
汚れ防止機能がついたオレフィン壁紙は、抗菌性のフィルムがラミネートしているので、壁紙内部に汚れが浸透しにくく、拭き取りやすくなっています。油性マジック、クレヨンなども落とすことができます。
壁紙のハガレ
多くの壁紙は、部分的なハガレなら文具糊や木工用水性接着剤などで張りつけることができます。
補修の手順は、剥がれている壁紙の裏面にブラシなどで糊をムラなく、はみ出ない程度に多めに塗ってください。10分間程おいてから、下地に張り付けていきます。面積が広い場合や何度も剥がれるときは、ご相談下さい。